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過去にファームステイを経験した人はどんな感想を持っているんだろう?そこで、ファームステイの先輩たちにお話を伺ってみました。実際に体験した人のナマの声は、学ぶことがいっぱい!また、手配する側のコーディネーターの方からのお話も興味深いですよ。ぜひこれを参考にファームステイにチャレンジしてみてください。
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ファームステイ体験者 - 小林 広学(こばやし・ひろたか)さん |
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 小林さんは2002年の9月から12月までの約3カ月間、BC州のクートニーというところでエミュ(オーストラリア産のダチョウのような飛べない鳥)ファームに参加していた。
生活環境はどんな感じでしたか?
部屋は6畳くらいの部屋で、その中にダブルベッド。部屋の横には自分専用のトイレ&シャワー室がありました。特に主だった決まりはなく使っていましたね。また、ラッキーなことに外のテラスに24時間いつでも入れるホットタブがありました。
洗濯は、ホストファミリーがやるときに一緒にやっていました。食事については、その家族がダイエットしていたため、ヘルシーな食事がメイン。また、そこのファームで育てたエミュの肉を使った料理をよく食べていました。幸運にもホストファミリーに恵まれ、生活面で不便を感じたり、トラブルになったことはなかったです。
ファームステイ滞在中の仕事や生活は?
エミュの世話を始め、薪割りや草刈り、家の修理やペンキ塗りなど、そのファームのことはすべてやりました。子供の遊び相手をすることもありましたよ。
朝は8時に起きて、エミュの小屋の掃除など、朝の仕事約2時間。12時に昼食をとったら、午後1時からはファーム全般の仕事です。内容は日によって異なりました。夕食は午後6時頃。その後は英語の勉強をしたり、テレビを見たり…。就寝はたいてい午前0時頃でしたね。休みの時はサイクリングをしたり、友達を呼んで遊んでいたりしました。
1番うれしかったことと辛かったことは何ですか?
 まず、ホストファミリーが優しかったことが、何よりもうれしいことでした。辛かったことは特にありませんが、強いて言えば、甘いものが食べられなかったことです(笑)。
ファームステイは、英語の勉強にとってはどうでしたか?
英語力が伸びるか伸びないかは、本人の努力次第だと思います。話し掛けた時や、勉強で分からないことがあれば何でも教えてくれましたが、そこにただいるだけではあまり伸びないと思います。ただ、しばらく滞在すればリスニングは勝手に伸びると思いますよ(笑)。
カルチャーショックなどはありましたか?
こちらから聞けば仕事はたくさんあるのに、聞かなければ何もないこと。何をするにも自分の意思を持つことが大切だっていうことですね。
ファームステイ経験、振り返ってみてどう思いますか?
一言でいうと、「最高の経験」でした。ホストファミリーに恵まれて、周りの人々はとても親切でした。そしていろいろなことを学べたと思います。それは大きな収穫でしたね。
今後またチャンスがあれば、もう一度やりたいと思いますか?
もちろんもう一度やりたいです。職種は特に選びません。
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コーディネーターの立場から - 永井潤子さん |
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 永井さんの所属するコンタクトカナダは90年設立の留学エージェント。94年からファームステイの紹介を開始し、今では年間約170名をカナダ国内のファームに紹介している。バンクーバー本社をはじめトロント、カナディアンロッキー、P.E.I.にも支社を持ち、独自の幅広いルートを駆使してカナダ国内のファームに関する様々な情報を集めている。現在、カナダで最もファームステイに強いエージェントの一つといっていいだろう。東京支社もあり、日本からのバケーション・ファームステイの申し込みも可能です。
永井さんはその敏腕プログラム・コーディネーターです。ご自身もファームステイ体験者であっただけに、希望者の悩みや疑問を親身に聞いて解決してくれる。ファームステイ初心者には強い味方になってくれるだろう。
ファームステイ先が決まるまでは、どのような流れになるのですか?
『バケーション・ファームステイ』をご希望の場合、こちらにいらっしゃる方なら、簡単なカウンセリングをさせていただいて動機などを伺います。その中で「英会話を勉強したい」とか「乗馬をしたい」といった希望があれば、それに沿ったファームをご紹介しています。
『ワーキング・ファームステイ』に関しては、弊社は(ファームの働き手を集める)リクルーターという立場でファームをご紹介しているので、まず、語学力や自発性を測るために英語でインタビュー(面接)をさせていただいているんです。そこでこの人は1ヶ月なり3ヶ月なり(ファームで暮らしても)大丈夫だろうと確認できた上で、初めて契約していただきます。その後ファームにご紹介、となるんですね。ですから『ワーキング〜』に関しては、手配に時間がかかりますし、お申し込みいただける方も限られてきてしまうんです。やっぱりファームでの孤独感に耐えられなくて、1ヶ月未満でやめてしまう方もいたりしますしね。参加者もファーマーさんもお互い「ファームステイして良かった」と満足していただくために、弊社ではまずカウンセリングを受けていただきます。インターネットのお申し込みを承ってないのは、そのためなんです。
ファームステイっていうと、皆さんどんなイメージをお持ちなんでしょうか?
 そうですね、きれいなB&Bに宿泊するのをイメージしている方が結構いらっしゃいますね。でも実際は、臭いとか汚いっていうのは当たり前なんですよ(笑)。それは行く前の心得として、心の準備をお願いしています。
カナダでのファームステイ、他の国でするのと何が違うと思いますか?
それはカナディアンの国民性ですかね。やはりカナダはいろんな文化が集まって成り立っている国だし、カナダの人々には柔軟性がありますからね。例えば言葉がうまく通じなくてもガマンしてちゃんと聞いてくれたりとか。そういう意味ではいいんじゃないかなって思いますね。
具体的な動機があって申し込む人と、漠然としたいという人と、どちらが多いですか?
うーん、両方ですかね(笑)。「やっぱりカナダに来たからからには、カナダっぽいことをしてみたい」と言ってファームステイに興味を持つ方もいれば、具体的に「フルーツピッキングをしたい」ということでお問い合わせいただく方もいます。ただ『ワーキング〜』に関しては、ファーマーも労働力を期待して受け入れていらっしゃるので、「なんでもするぞ!」っていう方でないとご紹介できないですね。
やはり、ファームステイの動機が何か一つでもあればいいと思うんですよ。なぜ自分がファームに来たかっていう理由を自分ご自身で持っていないと、ファーマーもどう接していいのか分からないし、自分も何をしていいのか分からなくなりますからね。ある程度目的を持って来て頂ければと思います。
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コメント |
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生きていく上での視野が広がった - T.Mさん 男性
 比較的小規模のファームで3カ月ほどステイしました。生活環境は通常の暮らしと比べると清潔感に欠けるといった感じ。食事はそこで育てた牛乳、卵、野菜を食べることが出来ましたが、味は日によって差がありました。仕事内容は、餌やりや乳搾り、草刈りが中心でした。また休みの日は、ホストファミリーがいろいろなところへ連れて行ってくれました。困ったのは、ある時期ノミに食われ続けたことや、町まで徒歩で1時間くらいかかったこと。そして動物を殺さねばならなかったことも辛い経験の一つです。また一方で仕事ぶりを褒められた時や、パーティーの時などはとてもうれしく楽しかったのを覚えています。振り返ってみると、ファームステイを通して、生きていく上での視野が広がったといえます。あなたが潔癖症でなければ、ぜひ一度は体験してみることをおすすめします。
天然のプラネタリウムに感動 - T.Eさん 女性
T.Eさんがステイしたファームは農業が中心でした。部屋はファームステイ用にキープしてあり、静かで不自由なことはありませんでした。シャワーは原則として夜でしたが、バスタブを使うことができました。食事についても文句はなく、食後にアイスクリームが出るほどでした。
印象的だったのは、都会では考えられないほどの星空を見られたこと。天然のプラネタリウム状態で、感動で震えました。嫌なことや辛かったことは特にありませんが、一度牧場で迷子になりました(笑)。英語についても、周りにはホストファミリーしか話す人がいないので上達すると思います。
これからファームステイをする人へのアドバイスとしては、ファームステイに長く滞在するには、「田舎や農作業が好き」であることが重要だということ。また、一人ぼっちの環境にも耐えられる人が望ましいのではないかと思います。
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アンケート |
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皆さんがファームステイに参加される前に、実際に体験した、様々な方からのご意見をもっと簡単に載せたいと思います。ファームステイに参加して良かったこと、困ったこと、感想など、体験者からの声を少しづつ紹介します。
ファームステイに参加して良かったこと
・ 「自然やカナダの人の真の生活に触れることができた。」
・ 「日本では決してできないようなことを経験できた(牛のお産・乳絞り ・オークションなど)。」
・ 「日常会話などを通じて生きた英語を学ぶことができた。」
・ 「カナダと日本では人々の価値観などが全く違うことに気づいた。」
・ 「何気なく買うミルクやチーズなどには、色々な人の手が加えられているという事を改めて実感した。」
・ 「言葉や文化、習慣の違う人たちと意志の疎通を図ることの難しさを改めて実感した。」
・ 「カナダでは自分の思っていることは何でも言葉にして表現しなければならないということがわかった。」
ファームステイをして困った事
・ 「日常会話程度の英語はなんとかなったが、農作業に関する単語は殆ど知らなかったので、初めの1週間は苦労した。」
・ 「ファームの人の英語はすごく速いし、スラングが多く何度も会話するのが嫌になった。」
・ 「他の人の会話に入っていくことができず孤独なことも多かった。」
・ 「また、何もすることがない日など、どうすごして良いかわからなかった」
・ 「冬場だったのでほとんど仕事がなく、無理をして仕事を作ってもらっていたので気をつかった。」
・ 「周りに店が全くないためちょっとした飲み物なども買えず我慢の日々が続いた。」
・ 「仕事の時間が不規則でプライベートの時間が少ない。」
・ 「ファームステイ先が仕事で忙しいと独自の英語の勉強は難しいと思う(家族の人がたくさん話しかけてくれるといいけど)。」
ファームステイをする人へのアドバイス (特にワーキングファームステイを考えている方へ)
とにかく単語だけでもいいからしゃべり、家族と会話をするということは重要な事だと思います。私の知り合いで 英語力が全く無いためにコミュニケーションがとれず1週間でステイを終えた人がいました。 しかし、いくら英語が下手でうまくしゃべれなく、思った事がなかなか伝わらなくても、こちらが辞書を片手に 必死に伝えようとすればカナダの人は耳を傾けてくれます。それから、相手を楽しませる話題を考えるのも大切です。いくら気の長いカナダ人でもつまらない会話では話がはずみません。
仕事の事でもそれ以外の事でもわからない事やはっきりしない事があれば、何でも質問して確認する事が 大切だと思う。自分なりの勝手な判断で仕事を進めていくとトラブルの原因になる。 それと自分がおかしいと思う点や納得のいかないことも難しいかもしれないがきちんと言葉で表現しなければ ならない。日本では当たり前のことが相手の気分を害したりすることもある。そのような違いについて 話し合ったりあいてから学ぶ姿勢を忘れないようにしてほしい。
ちょっとした好奇心だけの軽い気持ちではファームステイをしないほうがいい。私のステイしたファームは 労働時間は短かったが仕事は決して楽ではなかった。冬は寒いし、夏は虫がいっぱいでいわゆる3Kの 仕事なので覚悟が必要です。また、受け入れるファームの人は24時間体制で体を張ってやっているので 遊び半分なら足手まといになり兼ねないし給料の代わりに部屋と食事が提供されているので 仕事をするんだという意識が必要。
最初にやりたいと考えていた事だけにこだわらず、やれる事はすべてやってみるべきだと思う。動物の屠殺など決して気分のいいものではないが今後一生こんな経験はできないだろうから中途半端なことを して後悔しないようにしてほしい。
いろいろな野菜や果物を栽培していたり、ニワトリが産んだ卵を毎朝とったりと、ファームでは自給自足のような生活をしているところも多い。ホームメイドのジャム作りなんて朝飯前で、納屋や家まで自分たちの手で作ってしまうところもある。夏の水不足を考慮して、雨水を貯めるタンクや、すごい人はダムまで作ってしまうとか。しかし日本人は湯水の使用量を気にせず使う傾向にあるので、水まわりの問題がよくファームステイのトラブルとして話題になるようだ。「洗濯の回数を制限された」「シャワーが長時間使えなかった」というような不満は、逆に都会暮らしと同じ生活環境をファームに期待しているようなもの。こういう人は、ファームステイには向いていないだろう。最近は干ばつの影響もあり、水不足はシビアな問題。ファームの家庭では特に「水は貴重な資源」だということをお忘れなく。
取材・記事提供 : Contact Canada / OOPS
Contact Canadaでは、ファームステイに力を入れていて、提携するファームの数も多く、実際にカナダ全土の手配が可能です。詳しい仕組み、さらに申し込みなどの詳細は下記をご覧下さい。
http://www.contactcan.com
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